バイクのサイトなのに、また柱時計です。(笑)
2つ目の柱時計は、すぐに止まるジャンクだったので分解するしかなく、バラシ、結果的に動くようになりましたが、1つ目の物は元から動く状態だったので、そのまま使っていました。
ただ、軸受けのいくつかのガタは大きいし、何より振り子の振り幅が少ない状態でした。
そんな中、3つ目としてTIMEKEEPERさんから、程度の良い柱時計を頂いたので、思い切って1つ目の物を分解整備しました。
前回、写真のピンをはずすのに、破損しないかと怖く、分解を躊躇していました。
今回、太いほう(手前)を思い切ってペンチでつかんでねじりながら引っ張れば、すぐに抜けました。
ピンにちょっと傷つきましたが。(笑) |
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2つ目の時はゼンマイ戻しがなく知識もなかったので、ゼンマイの外側は止めたけど力を開放しておらず、止めているネジをはずした時に中身が跳ねて大変なことになったので、今回はきっちりと作業しました。
まずゼンマイの巻きカギを持ちながら、戻り止めのストッパーをはずします。
そして、巻きカギにゼンマイ戻しをつけて、ゼンマイの力を徐々に開放。
写真2枚目は、ゼンマイ戻しを取り付けた状態を撮影しただけで、まだゼンマイの外側留めてません。
振りベラも外す前ですね。(笑)
実際は、きちんとタイラップで止めてから作業しましたよ。 |
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今回は、難なく分解。
部品も間違えないよう、種類ごとケースに入れました。
写真ちょっとピンボケ。(笑) |
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で、問題部分のカシメ。
軸受けのヘリ方向を書いたバイブルを見ながらカシメ。
で、この写真、実はカシメる部分を間違えています。
機械の枠を間違えて上下逆さまに。(笑)
すぐに気が付いたので、きちんと正しい向きにしてカシメました。
他にもこの表面の枠や、カンギ車の軸受けも修正しました。 |
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カシメ後、リューター用のやすりでちょっと撫でながら均一に。
リューターは使わず、手での作業ですよ。
ちょっと目が粗いんですが。(笑) |
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組み付けて動かしてみると、ボンボンがうまく鳴りません。
歯車に出ているピン位置に問題が。
前回の数取り式の時計で、この部分苦戦し、今回のは、その時の対策を参考にはしたんですがやっぱり位置がおかしく。(笑)
で、もう一度外して組み直し。
写真は改善後の物ですが、赤矢印の部分にピンがあり、ちょっとのこぎり状のギアに近いですが、ギリギリどうにか鳴るように。
この部分の仕組み、なかなか大変です。
でも、これで数取り式、本打ち式の両方共をばらせるようになりました。
この時計は分解前でもとても動きが良く、振り子をはずしても時計を横に寝かせても動く状態でしたが、今回の分解後は、そのような状態ではすぐに止まってしまうようになりました。
でも振り子をつければ問題なく動き、振り子の振りも少し大きくなりました。
とりあえず改善できたのでしょう。きっと。(笑)
今回は、合計で3時間ぐらいで作業完了。
前回より格段の進歩ですね。
さあ次は、4つ目?(笑) |
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