CB125Tのほうはキャブの部品交換によってずいぶんと良くなって、最近よく使うようになっていたのですが、色々と家庭の事情があって(笑)GNのほうをきちんと整備しなくてはいけなくなりました。
GNの問題点は、燃費が悪い(25〜27km/リットル程度)、アクセルを閉じてクラッチも切って惰性で走っていると、そのままエンストすることがある。
といったところなので、まずは圧縮圧力の測定。
以前8.5kg/cu程度しかなかったのですが、当時バッテリーが弱りかけていたので、今回、バッテリーを今年になって交換したもので再度測定すると9.5kg/cuと少し高い値が出ました。
それでもマニュアルにある値10〜14には届きません。
とにかく、腰上開けて確認するしかないです。
ちなみに圧縮圧力計はタダで頂いたもので、その上、GN用のプラグには取り付けが出来ないものだったので取り付け金具を作ってもらったものなので、正確に測定できているかどうかはわからないのです。
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以前、シュガーさんから頂いた腰上に交換し、ピストンリングは新品にすべきと思いつつ、頂いた部品の程度があまりに良かったので、ピストンリングも頂いたものをそのまま使っていました。
もしかしてそれが原因だろうと思っていたのですが、開けてピストンを見てみると、ピストンリングは問題ないようで、ファーストリングの下にガスが抜けたような形跡はありません。
写真は取っていないのですが、リングをシリンダーに入れて合い口の隙間測定すると、マニュアルどおりの0.1〜0.25mmに収まっています。
ピストンリングの問題ではなさそうですが、今回、ピストンリングは交換します。
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バルブに問題があるかと思いガソリンを入れて確かめても漏れもニジミもなし。
原因がわかりません。
だいたいピストンやバルブに問題があれば白煙を噴くはずで、エンジン開けなくても判るはずなので、やはり無駄な確認だったのでしょうか?
とりあえず、再度すり合わせをして、組んでみるしかないです。 |
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バルブのすり合わせですが、専用のコンパウンド?を使いすり合わせします。
頂いたタコ棒もあるのですが、ネットで見かけた横着すり合わせ方法で行きます。
ハンドドリルにチューブをつけて、そこにバルブを挿し込んで、後は回転させてすり合わせ。
簡単にすり合わせが完了です(笑)
分解前と同様にガソリンを入れて漏れ、ニジミの確認。
元から問題はなかったので、作業後も問題なし。
注:このやり方をまねて、問題が生じても知りませんので、やられる方は自己責任でお願いします。 |
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ガスケット等はすでに購入していたものを使用。
買ったときの金額を見ると。
ヘッドガスケット=1万ドン(約50円)
したのガスケット=3千ドン(約15円)
ピストンリングセット=7万ドン(約330円)
ピストンリングも交換することにしましたが、こういう部品を使うから駄目なんでしょうかね(笑)
ただ、以前この部品で組んだエンジンは燃費が30km半ばだったんです。
とりあえず、これで行こうと思っていたのですが、私のバイブル シュガーさんのブログを見ると、ヘッドガスケットの厚みが0.7mm程度の模様。
購入品を調べると1.1mmもあります。
圧縮圧力を上げるためには、やはり純正品を使うしかない。
ってわけで、ガスケットは以前エンジン分解時に残しておいた使い古しの古い純正?ヘッドガスケットを再生させます(笑) |
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古いヘッドガスケットは錆が発生しているので、そのままで使う分けにもいかず、カシメ部分を取り外します。
これもシュガーさんのブログを参考にしました。
シュガーさんは分解をドリルの刃でやって、手を切っちゃったんですよね。
なので、ちゃんと砥石のリーマーで分解しました。
分解してからペーパーがけで錆落とし。 |
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こちらもシュガーさんの情報で、SXのカムはハイカムになっていると聞いていたので、その確認。
写真左がSX用
確かに教えていただいたとおり、SXのカム山の高さ(中古)はINが34.2o EXが33.4oでした。
念のため、古いGNのカムを見るとカム山の高さはINが33.7o EXが32.8oです。
国産GSカムがIN 34.0mm EX 33.2mmとの事だったので、古いGNカムはハイカムの逆、ローカムになっていたんですね(笑)
ベトナムでは、この部分が荒れると研磨して平らにしたりするんで、妻のお兄さんが修理に出したときにたぶん削られたんでしょうね。
あまり数値が変わらなければ、頂いたカムカバーにタコメーターケーブル取り付けの穴を開けてもらって、元のGNカムにもどし、タコメーターが動くようにしようかとも思っていたのですが、古いGNカムは使う分けにはいかないので、分解前と同じくSXのカムをつけます。
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ベッドガスケット、分解してかなり磨いたつもりなんですが、写真見るとまだ錆びていますね。
後はトルクレンチを使って締め込み。
ヘッドの12mmナットは2kgf-m
ヘッドカバーのボルトは1kgf-mでの締め込み。
古い部品は、このヘッドカバーがゆがんでいるのか面が荒れているのか、いつもオイルがにじんでおり、前回、良い部品を頂いたのにかなりきつく締めこんでいたんです。
そのせいか、ちょっとカムに当たりが強くなってしまっているような筋が見えたので、今回はきちんとカバーまでトルク管理してみました。
前回もすべきでしたね。
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これだけきっちり?やったので良くなるだろうと思ったのに、なぜか同じ。
というか、厳密には9.3ぐらいしかないですよね。
悪化した?
とりあえずやることはやったのと、致命的な問題も発見できなかったので、これで使ってみるしかありません。
燃費が改善すればいいのですが。
ちなみに、家庭の事情でなぜ急いだのかと言うと、
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写真見て判りますか?
ステップが3人分あるんです。
最近は娘が大きくなって、今までのように妻の小さいスクーターで3人乗りをするのに支障が出てきたのでCBを使ったところ、足を置く場所がなく疲れるって言うんです。
(ベトナムでは子供を乗せる場合は3人乗りでも違法では有りません。)
CBはリアがモノサスなのでステップを追加できないんですが、GNはツインサスなので、取り付けナットの代わりにつけられるステップがあるんです。
(GNの純正マフラーではこのステップつきません。が、日本でこんなことする人いないですね。日本じゃ3人乗り違法ですし。)
GNはカフェレーサー風を目指しているんで、これだけはしたくなかったんですが、家庭を犠牲には出来ないので、ファミリーバイクを目指すことにします(笑)
とりあえず、これで終了。
燃費がよくなればいいんですが、変わらなさそうですね。
他に何か考えられる原因ってありますかね。
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