以前、日本でオークション入札してもらっていたジャンクキャブが届きました。
すごいキャブを入札したものです。
たぶん、これは埋もれていた間に宇宙戦艦ヤマトのように、すごいキャブレターに極秘裏に改造されて、とてつもないパワーが出る。
はず・・・・
もないのですが。
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友人がベトナムに来るにあたって、こちらに持ってきてもらったのですが、ベトナムに中古品を入れるのは色々と大変なので、落札した知人に掃除および新品偽装をしてもらったおかげで、
問題なく持ち込めました。
中はそのままなので、開けるとすごい砂の量。
何でこんなことになったんでしょうね。
ただ、放置されていただけあって、逆に部品は痛みが少ないんですよ。
ついてたゴム関係も、すべて私のについているのより良い状態です。
なので、がんばって掃除したのですが・・・
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下が今回のキャブですが、固着がひどすぎて、赤矢印部分、全部真鍮部品が割れました。
バタフライバルブも固着が激しく、これら、軽油につけたり、潤滑スプレーをしたりしたのですが、まったく緩まず、結局破壊してしまいました。
なので仕方なく部品取りして、保管していた上のキャブに部品移植。
中身はほとんど移植しました。
今回持ってきてもらった部品のほうが程度がいいし、メインジェットやその他欠品していた部品もあったので。
ダイヤフラムも、固着していたので取り外し時に下部に少し傷が入りましたが、ゴムがとても柔らかく良い感じです。
でも、早速組み込むと片方からオーバーフロー。
再度掃除してもなぜか解消しないので、結局諦めて、これら部品を今のキャブに再移植。
この時に、今までの不具合理由と思われる部品を発見。
実は前回バタフライバルブを真鍮の板にて作り直してもらっていたのですが、軸にもガタがあり、開け閉めするたびに左右の開き具合が変わるんです。
軸がぶれるんですね。
さらに、・・・
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パイロットスクリューの根元にあるゴムがちぎれてました。
私は、色々と部品交換は出来てもセッティングはわからないので、規定位置にあわせているだけです。
こんな風に千切れていたら、2+1/2回転戻しても、左右で合わないはずですよね。
今回のキャブのこの部分片方はつぶしてしまいましたが、本体を破壊しこの部品を取り出したので、このゴムも交換出来ました。
これら作業を終え、バイクに取り付けると、少し乱れはありますが今までよりアイドリング安定します。
とりあえず、今回のキャブから部品取りが出来て、部品がそろっているキャブが2個になりました。
前回、真鍮板でバタフライバルブを作ってもらったのは、ためしとして悪いほうのキャブでしたので、次は今回オーバーフローしたキャブも修理に出し、オーバーフロー対策もすればさらに良くなるのではないでしょうか?
とりあえず、前進です。
さあ、次はGNの腰上再オーバーホールですかね。
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