ボーリングは駄目でした 2007.03.23

2007年03月23日


今日はyoshiさんが私の家に寄ってくれて、シリンダーを見てくれました。

結論から言うと、駄目でした。
じゃんさんに教えていただいていたクロスハッチも見られないと。

実は見ていただく前に駄目なんじゃないかなって気はしてたんです。

シリンダーにオイルを塗ってピストンをいれてもとても動きが硬いんで、あれが高速でピストン運動を出来るとは思えなかったんです。

これで、今までの問題点、疑問がすべてつながった感じです。

ベトナムでボーリングをしても、クリアランスが足りない様な感じは前から体験していました。
前に、CD50、スーパーカブをボアアップした時にボーリングしたピストンを入れて動かすととても硬いと思ったのですが、店の人は大丈夫といって、ピストンにオイルを塗って研磨剤のような粉をかけてからピストンをシリンダー内で動かしなじませてから組み込んでましたので。

もちろんこの話をyoshiさん、じゃんさんに話すと言語道断と言うような感じでしたが。

それでも小排気量でパワーの無いエンジンだからいけてたんでしょうね。

ベトナムの人が、バイクの調子が少々悪くてもエンジンを開けたがらない理由が実感できました。

で、GNの話に戻りますが、GNは過去に家内のお兄さんが乗っていた時、何度も修理に出していたのですが、彼は
直しても、走っているとパワーが無くなってエンジンが止まる。
といってました。

これって、ベトナムでは大排気量になる125ccを50ccでどうにか動くいているだけのクリアランスでボーリングするからエンジンが熱くなると更にクリアランスがきつくなってエンストを起こしてしまうようになってたんでしょうね。
いつ焼きついてもおかしくない状況だったと言うことでしょう。

CBもオーバーヒートするはずです。

GNのオイルフィルターからペースト状の金属粉が出てきたのも間違いなくここからでしょうね。
他に不具合見つからないですし。


以前と今回、そして義兄さんがボーリングをしていたところはすべて別の場所だろうから、この国ではまだボーリングのレベルが低いって事なんでしょうね。

誰か、ホーチミン市で腕の良いボーリング屋知ってますか。
って、ここに書いても無駄だとは思いますが(笑)


今後どうするか考え中ですが、考えようによってはベトナムの修理屋で丸投げで直すよりは良かったんじゃ無いかなって思ってます。

店に任せていたらまたオーバーヒートマシンが出来上がるだけですからね。

それよりは、再度ボーリング屋でもう少し大きめに掘ってもらい自分で組んだほうが良い状態にもっていけるわけですから。

耐久性については問題があるでしょうが1万キロで1回オーバーホールってのも有りですしね。
(金額的には安い!)

写真はボーリング屋で傷つけられたピストンの傷。

2007年03月23日


ちなみに、ヘッドもあまり良い状態じゃないようです。
エッジが丸くなってるそうです。

赤矢印の部分。

こうなると鏡面仕上げとか、フリクションロスとかのレベルじゃなくなってきました。

くどく書きますが、それでもベトナムで修理屋に任すよりははるかに良い状態にもっていけてるんじゃ無いかなって思います。

yoshiさん、じゃんさんには許せないレベルでしょうが。


yoshiさんは前回の私のホームページを見て、ベトナムでのボアアップも良いんじゃないかと思っていたようですが、今回でその気はまったく無くなったようでした。

人柱として役に立ててよかったです。

もうこうなれば、細かいことをごちゃごちゃやるより、再ボーリングしてとっとと組み立て、ならし運転後に当たり確認ってのが一番良いみたいです。



トップへ
戻る




inserted by FC2 system